水のあれこれ

(現在スマートフォンから編集しております。普段より見づらいかもしれません。)

ちょっと前のことですが、
水質によって、サンスベリアの発根が変わるのか調べたことがありました。

サンプルとしたサンスベリアは
ハイブリッドの"パゴダ"というものです。

それを水挿しにして、水質によって発根の状態が変わるのか、
という実験をしました。

水質検査は主にphとtdsを調べ、
(phが低いと酸性、7で中性、高いとアルカリ性
 tdsは低いと軟水、100付近で普通くらい?、高いと硬水
 (tdsは実際水に溶け込んでいる物質量ということなので、ミネラルに限りません))

まず厚木市の水道水


ph7.2 tds85
the普通


次にミネラルウォーターのエビアン(本当はコントレックスが良かったけど売ってなかった)


ph7.3 tds275
超硬水


次にメダカの飼育水(麦飯石)


ph6.5 tds125
余談ですが、メダカはアルカリ性のほうが良いとされています。
これは流木の効果で少し酸性にかたむいているのかもしれません

最後にコリドラス水槽水


ph5.0 tds130
弱酸性ですが、熱帯魚にとってはなかなかの酸性です。
これにはさらに自家製の二価鉄水溶液を混ぜました。


ph5.0→4.1 tds130→141
これにはphをアルカリ性→酸性(もしくは逆)にしたときのphショックと、ネット販売などで見られる入荷したてですがメネデール水溶液に根を浸してます!という謳い文句が正しいのかの検証も入っております。

それをこんな感じで設置しました。



個体差もあると思うので、1種類の水に3株ずつ水挿ししました。


皆さまは何が1番早く発根すると思いますか?



もう結果から言うと、
変わらなかったです。

2日後の写真ですが


各水、1/3株に発根がみられました。

ちなみに
コリドラス+二価鉄水溶液がないのは
発根しなかったからです。

なので個人的に
phショックとメネデールでの発根は
関係ないのかなと思います。
(効果があれば3/3発根してもおかしくないと思う)

まぁ、phショックについては
最初にアルカリ性で慣らさせてから
酸性に変えて、ショックを起こさせるのがいいらしいんですが、
とはいえサンゴ砂からブラックウォーターぐらいだとph7.5→ph5.5とかだと思うんで
今回ph4.1でやってる分差はあまりないかな、と

というか、実は前にずーーーーーーっと発汗していないロリダで
試した時もダメだったので期待してなかったんですが。

その子は何度も根茎を切ったり、根茎を被うかさぶたを剥がしたりして
水道水で発根しました。


これも大事に育てたいと思います。


それからも同じ水を足して1月程様子を見ましたが












このような感じでした。

つまり、水質によっての変化は根っこには見られなかった、ということです。

葉の方にもなにも違いは見れなかったので、
まぁ、うん。そういうことなのかな。と思います。
↑実際2日目にはこんな気持ちになりました。

本当は硬度もドイツ指標のGHで測ってやりたかったりとしたんですが、
あまりにも変化が見れなかったので、水質に関してはもう実験することはないかなぁーと思います。